預金の金利がゼロに近い今、お金を銀行に預けるだけではお金は増えない。お金を増やすチャンスは投資にある! でも、投資で大きな失敗をしたくない。価格を頻繁にチェックするのが面倒。一気に大きな額を投資するのではなく、少額から始めたい。そんな人におすすめなのが毎月自動的に同じ額の投資を続ける「積立投資」です。
積立の1番のメリットはリスクを分散できること。どんな金融商品にも価格変動があります。「安値で買い、高値で売る」ことができれば大きな儲けがでますが、買い時と売り時を見極めるのはなかなか難しい。判断を誤れば大きな損を被るリスクもあります。そうした価格変動のリスクを避けられる、自動的かつ継続的に、毎月同じ額で同じ商品を買い付けていく方法が「積立投資」です。
毎月決まった「額」で金融商品を買っていくので、買える「口数」は異なってきます。商品の値段が安い時は多くの口数、高い時には少ない口数に。長期間続けていけば、結果的に平均的な価格で購入することができ、大きな損失を防ぐことができるんです。
たとえば毎月1万円ずつ投資をしていくとして、購入する商品の価格が、先月は一口1万円、今月は一口5000円だった場合、先月は一口買えて、今月は二口買えます。2万円で3口買えたので平均すると一口6666円。高い時と安い時の平均的な価格で買うことができるんですね。この投資方法は「ドルコスト平均法」と呼ばれています。
大きな成功を手にすることはないけど、大きな失敗をすることもない。それがドルコスト平均法が働く「積立」の特徴です。
THEO公式サイトより引用ドルコスト平均法
また積立には、投資を自動化しコツコツ継続できるというメリットもあります。自動的に同じ金額で同じ商品を買っていくので、価格を頻繁にチェックする必要もないし、解約しない限り続いていきます。チャートをみるのが面倒な人、投資を自動化させたい人、継続したい人にもおすすめです。
投資の運用で得た利益をそのまま再投資することによって、加速度的な資産の増加を実現する効果のことを「複利効果」と呼びます。たとえば10万円を投資して、1%の利益が出れば、1000円儲かることになります。翌月、得た利益も含めた101,000円で再投資をしてまた1%の利益が出れば、1,010円儲かります。その金額でさらに投資を繰り返していくと、利益が利益を生んで膨らんでいく「複利効果」が得られます。ただ、投資の場合、必ずしも毎月利益が出るわけではなく、利回りも価格もアップダウンするので必ずしも利益だけが発生するわけではありません。
預金の金利が高ければ、より強く「複利効果」が働きますが、金利がゼロに近い今、預金の複利効果はあまり期待できないのが現実。投資に純粋な複利効果があるとは言えませんが、長く続ければ続けるほど、利益は生まれやすくなり、再投資を重ねることで、さらに利益を増加させることができるので、期間の利が働きます。含み損を抱える時期もありえますが、投資を続けている間は元本も利益も再投資することになるため、「複利的な効果がある」と言えるでしょう。
シンプルな話、同じ1万円を積み立てていくにしても、10年続けるのと20年続けるのでは、積み立てる元本が変わってきます。元本が積み上がれば、得られる利益が増える可能性も高くなります。投資は預金と違って、元本を保証するものではないけれど、投資期間が長ければ長いほど、景気の変動による利益も標準化され、得た利益を再投資して利益を増やすチャンスも増えていくのです!
ロボアドバイザー「THEO」にも積立があります。THEO積立は、最少額10,000円から、1,000円刻みで設定できます。たとえば、月3万円を30年積み立てると、仮に1%の金利で運用できた場合で約1,300万円に、2.5%の場合で約1,600万円に、5%の場合で約2,500万円に。決まった日に決まった金額を自動入金できる積立という「仕組み」があなたの将来の資産形成のサポートをしてくれます。
THEO公式サイトより引用毎月3万円を30年間積み立てると…
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※ 当該数値はあくまでもシミュレーションであり、将来の成果を約束するものではありません。
※ 期待利回りは、再投資された複利計算を行います。
※ 申込手数料、税金等は控除しません。
<監修>
風呂内亜矢(ファイナンシャルプランナー)
<ライター>
徳留里香
<提供>
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