現金ではなく、クレジットカードや電子マネーで支払う「キャッシュレス決済」。日本は世界と比べてもその手段の種類が豊富。コンビニなどでキャッシュレス決済をしようとする際、さまざまな支払いサービスのロゴを目にします。CROWDCASTがまとめた「国内キャッシュレスの現状」を見ても、その混沌ぶりは火を見るより明らか。
(CROWD CAST 国内キャッシュレス決済カオスマップより引用)
手段がありすぎて、何を選んだらいいかわからない。色々手を出した結果、財布はカードでパンパン、スマホにはアプリがたくさん。なんだか面倒になって、結局現金を使う、という人も少なくないはず。
日本のキャッシュレス普及率は全体の2割程度。韓国や中国、欧米諸国と比べて、その普及率が低いのは、現金や銀行に対する信頼度が高いこともありますが、手段が多すぎることも要因の一つに挙げられるかもしれません。
キャッシュレス決済は、現金よりもメリットが多くあるのです!
一つ目の何より大きなメリットは、ポイント付与など還元率が高いこと。たとえば、年会費無料、還元率1%のクレジットカードで生活費15万円を毎月支払ったとしたら、月々1,500円、1年で18,000円還元されます。現金で支払った場合は何も還元されません。毎月支払うことを考えると、この差は大きい!
普段の買い物もクレジットカードを使えば、ポイント還元でお得になります。たとえばdカードであれば、ローソンで最大5%、マツキヨグループで3%還元されます!気軽に行けるコンビニや日用品が揃う薬局での高い還元率は、塵も積もれば山となって、現金と大きな差が生まれるでしょう。
さらに、ドコモケータイ・「ドコモ光」を利用している人は、「dカード GOLD」を持てば、利用料金の10%のポイントが還元されます。年間費が10,000円かかりますが、毎月の通信費から10%還元されることを考えれば、確実にもとは取れるでしょう。さらに、特典として、ケータイ補償が3年間最大10万円ついて、日本国内とハワイの空港ラウンジが無料で利用できます。
このようにクレジットカードは、ポイント還元や特典など、使うだけで多くのメリットが得られるんです。カードによって、還元率や特典が異なるので、自分が得たいメリットを考慮して、使うカードを検討すると良いでしょう。
キャッシュレス決済のメリットはそれだけではありません。
二つめのメリットは、使った金額が漏れなく記録されるため家計管理がしやすくなること。利用明細を見れば何をどれだけ使ったかがわかります。現金は常に意識してレシートを集めない限り、把握が難しい。現金よりも家計管理が楽になるはずです。
三つめのメリットは、ATMを利用する時間的・経済的コストがかからないこと。ATMにわざわざお金をおろしに行く必要もなく、手数料もかかりません。実は現金を管理するには、コストがかかっているんですね。
3つのメリットを得るためにも、キャッシュレス決済をおすすめします!
<監修>
風呂内亜矢(ファイナンシャルプランナー)
<ライター>
徳留里香
<提供>
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