ポイント還元等を鑑みると、現金よりもお得な「キャッシュレス決済」。では、何をどう使ったらいいのでしょうか。
キャッシュレスは、その手段によって支払いのタイミングと方法が異なります。
支払うタイミングは、Suicaなどの先にチャージする「前払い」、デビットカードなどの即引き落とされる「即払い」、クレジットカードなどの翌月以降に請求される「後払い」の3つ。
支払い方法は、カードリーダーに差し込む「接触型」、カードリーダーにかざすだけの「非接触型」、スマホなどのQRコードを見せて読み込む「コード決済」の3つ。
この3つの掛け合わせで、主に下記の9つに分類されます。
接触型 | 非接触型 | コード決済 | |
---|---|---|---|
後払い | クレジットカード | クレジットカード (iD、QUICPay、VISAタッチ決済など) |
楽天ペイ、PayPay、Origami Pay (コードを使ってクレジットカードで支払い) d払い、au PAY (コードを使って携帯料金合算やクレジットカードなどで支払い) |
即払い | デビットカード | デビットカード (iD、QUICPay、VISAタッチ決済など) |
銀行Pay、OrigamiPay (三井住友銀行、みずほ銀行などの口座が利用可)など |
前払い | ブランドプリペイドカード (dカードプリペイド、au WALLETカード、LINE Payカードなど) |
電子マネー (Suica、WAON、nanacoなど) |
LINE Pay、PayPay、d払い、au PAYなど (コードを使って残高から支払い) |
接触型 | |
---|---|
後払い | クレジットカード |
即払い | デビットカード |
前払い | ブランドプリペイドカード (dカードプリペイド、au WALLETカード、LINE Payカードなど) |
非接触型 | |
---|---|
後払い | クレジットカード (iD、QUICPay、VISAタッチ決済など) |
即払い | デビットカード (iD、QUICPay、VISAタッチ決済など) |
前払い | 電子マネー (Suica、WAON、nanacoなど) |
コード決済 | |
---|---|
後払い | 楽天ペイ、PayPay、Origami Pay (コードを使ってクレジットカードで支払い) d払い、au PAY (コードを使って携帯料金合算やクレジットカードなどで支払い) |
即払い | 銀行Pay、OrigamiPay (三井住友銀行、みずほ銀行などの口座が利用可)など |
前払い | LINE Pay、PayPay、d払い、au PAYなど (コードを使って残高から支払い) |
※同じサービスでもチャージの方法で支払いのタイミングが異なることがあります。表では一部のサービスを例示しています。
どのタイミングで支払いたいか、どうやって決済したいかによって、自分に合った「キャッシュレス決済」の方法を見つけましょう。
たとえば、後払いだと使いすぎてしまうという人は、前払いか即払いタイプを。とにかく効率よく支払いたいという人は、かざすだけで支払いが完了する非接触型タイプを、といったように。
合わせ技や使い分けによって、キャッシュレス決済をさらにお得にする方法があります。
たとえば、LINE PayカードでモバイルSuicaにチャージして、タッチで決済!という合わせ技。LINE Payカードはひと月10万円以上使う人は還元率2%になります。 高い還元率で、オートチャージの設定もでき、さらにスマホをかざすだけで楽に支払えちゃうのです。
dカードにもプリペイドタイプのカードがあります。前払いタイプなのでお金を使い過ぎにくいうえに、ポイントも貯まり、ローソンでのお買い物は3%OFFに!
dアカウントを持っていれば、アプリをダウンロードするだけでスマホ決済もできるようになります。コード決済ができる「d払い」なら、コンビニやドラックストア、オンラインショップなど対応店舗で使うたびに、dポイントが貯まります。支払い方法をdカードに紐づければ、ポイントの二重取りで、還元率はいつでも1.5%以上に!
家計管理として、変動費はLINE Payカードやdカード プリペイドなどのプリペイドカードやデビットカードなど、前払いか即払いのものに。固定費はクレジットカードで後払い、といった使い分けもよいでしょう。
クレジットカードで固定費を支払う場合、年会費無料でどこで使っても還元率1%以上のカードがおすすめです。代表的なカードにdカード、リクルートカード、Yahoo! JAPANカード、楽天カードなどがあります。
dカード会員の方は、固定費の支払いもまとめると、より多くのポイントが貯められるので、検討してみてもよいかもしれませんね。dポイント投資で投資体験を積むことにも使えますよ。
<監修>
風呂内亜矢(ファイナンシャルプランナー)
<ライター>
徳留里香
<提供>
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